恵矢の、のぼり道くだり道
詩、言語造形、シュタイナー、ことば、読み聞かせ、他のこともいろいろ。言語造形朗読家&詩人恵矢が、日々思ったことを書きます
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クリスマスマーケット
 クリスマスマーケットに行きましょう!
というツアーがあるのを、知ったのは
実は数年前です。

 二年ほど前だと思いますが、
用事があって、12月末に、ヴォルテの仕事が終わってから
ベルリンに10日くらい来たことがあります。


 もみの木のマーケットが街角に出て、
一万円しないくらいで、もみの木が買えます。
それをかついで家にもって帰り、
飾って、クリスマスの食事の約束を家族でします。
プレゼントを買って、家族が大集合するあたりは、
やっぱり日本のお正月みたいですね。

 もみの木はどうなるのか?というと
一月に、玄関の外に出しておけば、あるいは
マンションンの人は、指定の場所に置いておけば、
回収してもらえます。

 クリスマスマーケットはもう始まっていました。
今年はまだ温かくて、これから寒くなるよ!と言われましたが
まだ10度以上、日中はあります。
数年前に行ったときは、すごく寒かったです。

 ものすごく近くでやっていたので、
歩いて行きました。雪がチラホラ舞っていて、
ぐんぐん冷えてきました。
でも暗い中、温かなショーウインドウの明かりや
マーケットのテントの明かり、
そういうものはとってもきれいで、
家の中にいて、ゆっくりしたり、
自分のことをいろいろ考えたり、
コンサートやオペラに行ったり、
本を読んだり、
そういうことをするには最適な季節なんだなあ、
と思います。

 この、日本人の私には
いくらヨーロッパに10年いたとはいえ、
日本に帰って十年たつも、もう身体が戻ってしまって、
本当に辛い長い冬も、
ここに住む人たちはみんな、
多かれ少なかれ、家でできること、室内でできることをして、
過ごしているのだなと
感じました。

 クリスマスマーケットが見えてくると
あんまりきれいで、嬉しくなって、スキップしてしまいました。

 今年もせっかくこの時期に来たので、
行こうと思います。

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年ですかね
 昨日、日本をたち、ベルリンに着きました。

 エールフランスに乗りました。
気のせいか、食事が美味しいような気がしました。
友人に言うと、そんなことはない、気のせいだ。
だそうです。
ま、気のせいでしょうね。

 結構すいていたので、席を移動しました。
びっくりしたのは、一席あいて、隣だった
同世代くらいの男性。
私が移動したのは、最初の温かな食事のあと。

 ヨーロッパへ行くときには、二回食事があって
一回目は温かなもので、着陸前に二回目で、
冷たい軽食が出ます。

 温かな食事の際はけっこう周りじゅう、
ワインを1、2本、飲んでました。
やっぱりエールフランスで,フランスへ行く人には
ワイン好きが多いのかな?なんて思いながら、
私もいただきました。

 その食事の後で席を移動したので、
実際にはこの人はもっと飲んでいるとは
思いますが、私が見ているだけでも
缶ビールを8本,ワインの200mlないくらいの
ミニボトルを赤、白、交互にまるでお茶でも飲むみたいに、
くいっくいっと、4、5本飲んでました。
私とその人の間の席に、クッションとか置いてるんですけど、

 めくると、ワインボトルやビール缶がコロッと出てくるんです。
なにしてるのかな?と見ると、
コロッとアルコールが出て来て、
まだ飲むんだ、と思っちゃいました。
すると、ちらっとこちらを見て、
クイックイッと飲んじゃう。

 隣の空席をガサゴソするたびに、
「えー、まだ飲むの?」
と思いましたが、フラフラにもならず、
酔っぱらってイヤなことを言うでもなく、
連れの男性としゃべったりしてました。

 あんなにアルコールってもらえるんですね。

 しかし!
身体って一人一人、本当に違いますね。
全然飲めない人もいるし、
体力がスゴーくある人もいれば、
あんまりない人もいるし、
早起きができる人や、前にも書いた海が好きで、
水が好きで入ったら出てこないくらい泳いでる、
という人もいれば、
海は別に,という人もいて。

 体力って違うなーと思います。
さらに寿命とかも一人一人違いますよね。

 お酒もタバコもたしなまなかったのに、肺がんで早くなくなる人もいれば、
お酒もタバコもガンガンたしなんで、80歳まで生きる人もいれば、
いろんな生き方、そして亡くなり方があります。

 さすがにこれだけ飲んでいるとアルコール臭はしてきましたが
あーこんなに飲める人っているんだなあと感心(!?)さえ、したのでした。

 自分の人生は、自分の持ってる身体でやっていくしかないから、
みんなそれぞれ、なんですよね。
そこには平等とか、同じってないのかもしれません。

 私にはこんな飲み方を、
しかも体力の消耗するフライト中にはできませんけど、
でも、実際に目の当たりにすると、
おもしろいもんでした。

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公開レッスンの感想が届きました
 先週、三日間連続で、いろいろな講座が
公開レッスンでした。

 参加者の方から、アンケートが届きましたので、
ご紹介いたします。

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 最初に魂の暦を先生がドイツ語で読まれた時,心をがしっとつかまれ
揺さぶられた様な感じでした。

 一つ一つのレッスン全てにおいて
自分自身のあり方を問われているように感じました。
どのレッスンをとっても、
”私の必要としているもの”がここにある、という感じです。

 音を出すレッスンで、先生からいただいたコメント ”出しケチ” 
言われたそのときより、その後の生活における様々な場面で意識させられています。


 メンバーの皆様の昔話の発表は本当に“その人”が出るのだなと思いながら
話に引き込まれて聞いていました。そしてケイヤ先生のあたたかいまなざしが
とてもとても感じられました。お隣に座ったので、先生の言葉の後ろにある
一人一人を見るあたたかさがとても印象的でした。

 参加させていただき、ありがとうございました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 温かなご感想を,お送りいただきありがとうございました。
海人(ウミンチュ)っているんですね
 巡礼のお話のあとは、
野生のイルカと泳いだ人の話を聞きました。

 海に行くというと、ふつう、チャパチャパと
海辺でやって、砂浜で休んでというイメージだったんですが、
海に入ると、あがってこないような人たちがいるというのです。

 じゃあ、足もつかないのに、ずっと泳いでいるわけですよね。
別人種だなあと思いました。

 毎年、お子さんを連れて海へ行くという、その人は
泳いでいたら、野生のイルカが近づいてくるんです、と
その近づき方を話してくれました。

 とってもおもしろかったです。

 最初、チリチリチリという感じがしてくるそうです。
あれ、今日来るかな?
と思って

「イルカさーん、待ってるよ!
 一緒に遊ぼう、おいでー!」

と心でしゃべっていると、
チリチリチリという感じが、キュキュというような音になり
あ、と思って、水面に顔を出すと
イルカがポンポンポーンと飛んでいるのが見えるそうです。

 たぶんここで水面に入れば、
キュンキュンキュンと鳴いているのが聞こえるだろうと思います。
 
 何メートルか離れてはいるものの、
イルカと一緒に,縦になったり、横になったり、クルクル回転したりして
遊ぶのだそうです。
手でどんな風にするのか見せてくれましたが、
人間じゃないみたいでした。
 
 現地のカメラマンに、写真を撮らせてほしいと
頼まれて、どこから来たのかと質問されて答えると
地元の人ではないことに驚かれたそうです。

 一時間くらい海を泳いでいられるくらい、泳げると聞いて、
すごいなあと思いました。

 海を大切にしていて、
海辺を掃除をしたり、
お花を供えたり、
そういうことをしていると、
不思議なことに、お花を供えた日に
そのお花代よりも高い、20ドルが海に浮かんで
自分の元へ来たり、
お子さんがこんな小さい浮き輪いやだ!と
投げ捨てると、次の日、大きな浮き輪が浮いて
流れて来たり、

そういう海とのやり取りが、あって、
海をそういう存在として、
丁寧に、大事にしていることが印象に残りました。


 もう一人、野生のイルカと一緒に遊んだことがある人も、話し始めました。
 
 この島は野生のイルカと遊べるので有名なようですが、
イルカには決して触ってはいけないそうです。
なぜかと言うと、触わって遊んでいると、
自分たちと同じだとイルカが勘違いして、
口でスーツをつまむとさらに深い海へと
連れて行かれたりするそうです。

 あるいは、こっちがひれに触った瞬間に
すーっと直滑降で下へと
あっという間に深くもぐっていってしまうそうです。
そうすると、もう戻って来れない。

 僕たちの体がもう持たないです。
こちらの野生のイルカは、人慣れしているらしく、
顔と顔を見合わせて、数十センチしか離れていない
ものすごい近さで、泳ぐそうです。
 
 一緒にくるくる回ったり、遊ぶそうです。
ポンポンと、背中に超音波を当てられて、
振り向くと、イルカがいて、
そのイルカはすーっと泳いで、
自分の股の下を泳ぐと、向こう側に泳いでいったりするそうです。

 こんな風にイルカと遊ぶと
イルカは人間と同じだな、
遊んでくれてるんだな、とわかるそうです。
人間より、上かもしれません。

 そう言っていました。
これもまた、別の世界だなあと思いました。

 この人も、海をちゃんと別世界として認識して、
毎回、海へ入るときには、
海と自分を同調させていくそうです。

 自分丸出しにして、傍若無人に入っていくのではなく、
あるいは、自分のもののように勝手に入っていくのではなく
敬意を、行動で示す。
お二人に共通していることでした。
 
 それをしないで入ったら、
砂浜に置いておいた荷物が、
丸ごとなくなっていたことがありました。
ぜんぶ、なかったんです。

 不思議ですね、おもしろいですね。
 そのような儀式のようなものを通して、
海が、自分とは違う存在だというのを、
ちゃんと行為し続けるというのは
大事なんですね。
 
 音の響き方も地上と水中とは異なるし、
ちょっとの間違いも、命と直結しているし、
海の世界には、その世界のルールや
入り方がある。
 
 そういう世界、そういう場所があるっていうのは、
いいなあ、と思いました。

 ライブや、詩や、書くことも、
もしかしたら、生きることも、そうだなあ、と思っていました。
 

 イルカだけではなく、
潮の流れが代わって、危ない目にあった話やどうやって切り抜けたか、
危ない領域はどんな風に分かるのか、など
実にいろんな話をしてくれました。

 自分自身は、海にはこんな風には入れないけど、
別世界のお裾分け、していただきました。

 皆さんの中にも海好きな人っているんでしょうね。
海人(ウミンチュ)、っているんですね。

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巡礼の話、その続き
 さてさて、日曜の打ち上げで聞いた話の続きです。
コンポステーラの巡礼に行った人、
そのきっかけです。

 もともとキリスト教なのか、とか、
「アルケミスト」を読んだからなのか、とか
なにがきっかけなのだろう?と
質問しました。

 お友達がきっかけだったそうです。

 パッションの強い、お友達がいるそうで、
その人が巡礼の旅に行くというので、
成田空港からの出発前に家に泊めてあげたそうです。
 
 行くんだ!という風に話すお友達の話を
ふうーんと聞いていたそうなんです。
ところが三日後に、自分も行こう、
となんとなく思ったそうです。
 
 聞いていて、納得していました。
そういうことってありますよね。
なんかおもしろいです。

 それが五月で、それから会社の休みももらって、
サイトでいろいろと調べて、十月に行ったそうです。
 
 そのお友達はどうなったのですか?と聞くと
しばらく連絡がとれなかったのですが、
巡礼で出会った外国のボーイフレンドに
うちに来ない?と言われ、
しばらくそちらへ行っていたそうです。

 巡礼というパションがラブになった。
そしてまた日本に戻って来て、
今度はその熱いパッションがラブからダライラマになり、
連絡が急に来て、
さらにはインドの神々に興味を持ったり、

と見知らぬ方でしたが、
熱い情熱で、すばらしい!といろんなものに
身体ごとぶつかっていく感じが伝わって来て、
私はそういうタイプではないので、
おもしろかったです。


 お友達のパッションの対象がくるくる代わるので
その一つ一つにはついてはいかれないけれど、
その人のおかげで巡礼に行くことになって
それでヴォルテにも来たし、
自分にはいい刺激の友人です、と言っていました。

 誰かが何かに興味を持っていて、
その人からその話を聞いて、
知らなかった世界が、その人を通して伝わって来て、
それが何かに出会うきっかけになったりする。

 スペインの巡礼の話を聞いて、
なぜか白神山地や、行ってみたいなあという日本の場所が
ぽつぽつと心に浮かびました。
 
 なんだかそれだけで、心の洗濯をしたようです。

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